手術に骨や関節が関連すると「これは整形外科の領域だから」と手術を回避した経験はないでしょうか?
生体は本来、軟部組織と骨や関節などの硬組織で連続的に構成され、術者の都合で分断できる性質のものではなく、外傷、腫瘍摘出、頭頸部外科、胸腔外科、骨盤領域などにおける多くの手術では、骨への理解や適切な器具操作を避けて通ることはできません。
しかし教育や研修の過程において、その連続性が十分に共有されてきたとは言えず、結果として、多くの非専門医が「整形領域の操作」にたいして漠然とした不安を抱えたまま手術したり、手術そのものを回避したりしているのが現状です。
このセミナーは、「整形外科を専門としない獣医師が整形外科をやる」ためのセミナーではなく「整形外科を知らずに外科を続けるリスクを減らす」ことを目的にしました。……