今回から診断医X腫瘍内科医ユニットによる新しい腫瘍学シリーズ｢腫瘍診療ケースカンファレンス2023：症例から見えてくる腫瘍診療の基本と実践｣が始まります。

より実践的な臨床力を身につけていただくために、実際の症例ベース（各回2例：犬猫1例）で、かつ腫瘍を発生部位で分類して診断から治療への流れを解説していきます。知識を実装可能なスキルに変え、また、混乱しがちな犬と猫の対応の違いを整理することができると思います。

腫瘍症例の受診が楽しみになる、そんな学びの場を提供したいと思います。

長年おなじみの平田先生はまあおいといて、実際に原田先生の講演を聴いていると、現場で使えるコツとピットフォール的な部分の解説が特に秀逸で、どうしても論文ベースになりがちな腫瘍学の講義を、自身の経験から｢使えるスキル｣として提案してくれる内容は他の先生とは一線を画していると感じています。

まだ原田先生の腫瘍学を聞いたことのない先生は、ぜひ一度聴講してみてください。第１回は｢犬と猫の鼻腔内腫瘍｣になります。

臨床病理医と腫瘍内科医のコラボで鼻腔腫瘍への初動から最新治療までを習得し、ぜひ診療に活かしてください。

VTのみなさまのご参加も、もちろんお待ちしています。