ときに緊急対応を要求される泌尿器手術は、動物病院で必須の基本手技といえます。今回は腎、尿管、膀胱への手技の解説をします。 実習【15.尿管-膀胱吻合】 マイクロに近いレベルで、細い管を膀胱と模した平面にHemi-layer to layer で縫合していきます。難易度が高い手技ですが、尿管よりも多少太い縫合練習用人工血管を使用することで、比較的容易に基本をマスターすることができると思います。習得すれば胆管-腸管吻合などにも応用できる手技です。 6-0の縫合糸を使うので、操作は裸眼でも可能ですが、できれば拡大鏡(ホームセンターなどで売っているもので十分です)をお持ちください。 小型の器具をお持ちの方はご持参ください。お持ちでない場合は一般手術器具の貸し出しとなります。 |